特定非営利活動法人浜松NPOネットワークセンター

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2011年度 事業報告

1.NPO支援事業(中間支援組織機能強化事業)

(1)共同事務所運営 

1)会議室貸し出し(会員限定)
2)事務機器貸出 コピー機、輪転機、プロジェクター、ビデオ、ノートパソコン ほか
3)事務局代行 4団体 参加者募集受付や電話問い合わせ窓口、郵便物等の収集・保管
(特)浜松城北体操クラブ、浜松環境ネットワーク、浜松外国人医療援助会、(特)浜松市障害者スポーツ協会
4)交流コーナー 他団体のチラシ・ニュースレター等の展示、物品販売

(2)啓発

1)NPOプレゼント講座(4年目)【静岡県労働者福祉基金協会 委託 70万円】

・テーマ:情報公開して、わかってもらえるNPO法人に
寄付者への税制優遇が拡大される「改正NPO法」が2012年4月から施行され、NPO法人をめぐる環境が大幅に変わる。大切なことは情報開示!NPOの活動が社会に認知され、信頼されるための制度やツールについて、講座を開いた。場所は、すべて浜松ザザシティ中央館 パレット会議室。
「ソーシャルメディア活用術」 
9月3日(土)10:00~16:00 参加者19名
講師:山田 泰久(日本財団 CANPAN事務局(NPO情報発信担当)
内容:NPOが必要とする情報発信力、Twitter120%活用術・実地体験。
「NPOの会計基準」 
9月10日(土)13:30~16:30 参加者38名
講師:早坂 毅(税理士、NPO 法人会計基準策定委員)
内容:NPOの活動を数字で明快に表す、「NPO法人会計基準」の入門編。
「寄付を集める法人になるには」
11月12日(土)10:00~16:00 参加者16名
講師:脇坂 誠也(税理士、NPO会計税務専門家ネットワーク理事長代理)
内容:法人の種類あれこれ、認定NPO法人にチャレンジ!
「NPO会計の個別相談会」
3月3日(土)13:00~16:00 参加者9団体13名
講師:小林 正樹(税理士、公認会計士、(株)ケイシーシー経営研究所)
   中尾 さゆり(NPO法人ボランタリーネイバーズ、NPO法人会計基準協議会)
内容:年度末の決算にあたり、NPO法人会計のやり方を具体的に指導。

<成果>
6月にNPO法の改正があり、それを見越したプログラムだった。また、市フォーラム事業で6~8月にかけて市内のNPO法人を訪問取材する際に、NPO法人会計や当講座についての宣伝に努めたことで、これまで縁のなかった団体の参加が増えた。
NPO法人会計や認定NPO法人については少しずつ知られるようになったが、「手間が増える」「面倒」という印象を持つ人も多い。また、県のNPO法人サイトでは、法人情報の開示度が年々下がってきている。浜松市では一昨年度の寄付がゼロの法人が半数を占め、寄付を集めるために何の努力もしていない、何をすればよいかわからない団体も多いようだ。今後も、「NPOの信頼性向上」のための講座を続けていきたい。

2)インターンシップ等の受け入れ

・都留文科大学社会学科3年生 1名 8/9-11、9/2-3 5日間(40時間)

3)西部パレット見直し問題

(西部パレット利用者連絡会による)
静岡県の事業仕分けの対象となった、公設民営のNPO支援センターである西部パレットの縮小・移転問題については、2011年度から2年間の時限付きで現状維持の結論を得た。2009年度にスタートした「西部パレット利用者連絡会」および「利用者連絡会幹事会」に参加し、利用者や市民の意見集約と代替案の模索を図った。
県の姿勢は、(1)中間支援(人材の育成やネットワーづくり)に重点を置く、(2)ハード面は、従来の市民活動の支援(会議室の貸し出しや印刷機の利用)は市町の施設に役割分担し、県の施設は適切な施設規模の再検討〈縮小)が必要というもの。移転先候補として浜松・県総合庁舎をあげている。
利用者連絡会としては、パレットの複合施設としての重要性、有意義性、障害者の支援・活動・交流ができる施設が、互いに響きあっている現状と将来性を鑑み、「障害のあるなし、国籍の違い、若者から高齢の方までの様々な利用者が集い、お互いの活動を知ることができる場所。バリアフリーの意識を育み、実践の場であり、市民が育つ場となっている。費用の減額が必要ならば、スペースを減らす覚悟もあるので、存続を」と訴えている。
県主催の検討会に2回出席(代表代理)。

4)「東北とつながる力プロジェクト」情報提供活動

「静岡県西部パレット利用者連絡会」が、震災被災者支援のための活動として立ち上げた「東北とつながる力プロジェクト」に参加。4月~8月までブログにおいて、ボランティアしたい人・団体とボランティアを必要とする人・団体とつなげるための情報発信を22回行った。

(3)情報収集提供 

1)ニュースレターの発行(季刊)

年4回発行。会員、関係団体など毎回約200部を送付、「キカンシネット」にウェブアップ

2)ホームページやメールによる情報発信

  ・会員向けのメーリングリストで、助成金やイベント情報を提供
  ・6月からはまぞうブログ、8月からTwitterで発信。79エントリ、174ツイート

3)N-Pocket新年トークサロン「東日本震災ボランティア」&交流会

1/29(日)13:00~16:00 西部パレット  参加者35名
ゲスト:松山 文紀さん(静岡県ボランティア協会、静岡市番町市民活動センター長)
  藤沼 剛さん(トップツアー浜松支店)
現地の様子やボランティアの支援状況、刻々と変わる状況を先読みしながらの対応、ニーズが挙がらない所こそを丁寧に寄り添っていくこと、外部支援者が陥りやすい傾向、古着は支援の妨げになるので送ってはいけないなど、様々なヒントがあった。浜松にも「みなし仮設」があること、誰にでもできる一番の支援は「忘れないこと」という話も印象的であった。
ティータイムは、コミュニティカフェ・チャンプルのケーキとお茶で歓談した。

4)取材・視察・相談

新聞社、市民団体、学校、行政等に有料(3000円/1h~)で対応。
有料で対応は2件。

5)全国会議等への出席、連携、協力

・西部パレット利用者連絡会(浜松)
・静岡ワークライフ研究会(静岡)
・(財)静岡県労働者福祉基金協会「NPOパートナー委員会」(静岡)
・NPO/NGOに関する税・法人制度改革連絡会(東京)
・NPO法人会計基準協議会(東京)
・日本NPOセンター「民間NPO支援センター・将来を展望する会(CEO会議)」(東京)

(4)地域資源調査・開拓

1)浜松市市民フォーラム開催事業【浜松市市民協働推進課 委託 2000万円】

 浜松市内の市民活動団体などの実態調査とその分析、情報提供など、多様な主体が公共を担い、協働して豊かな地域社会を創造するための事業を1年かけて実施した。
また、市民活動団体や社会的企業等が情報交換や交流を通じて課題を共有し、課題解決のための手法等を議論する場としての市民フォーラムを開催した。
1.市内の市民活動団体や社会的企業に関する情報収集
 NPO法人176団体、任意団体100、企業・一般社団法人約100に対して、基本的に直接訪問して活動内容、課題などをヒアリングした。
2.Webサイト「はままつ市民の力きらきらBOX」公開
  1.で得られた情報を、検索機能により一元的に取得できるようなサイトを作成した。
3.市内のNPO法人に関する活動状況報告
 NPO法人の20年度から22年度までの公開されている事業報告書、決算書から必要データを取り出し、報告書ではつかめない会員数や雇用状況などは直接聞き取って、データ化・分析を行った。
4.協働事業を評価するための関係者ヒアリング・事例の収集
 NPO法人5団体7事例に対して、協働の視点でより詳細に聞き取った。
5.NPO法人の活動紹介ビデオの作成
 NPO法人、プロボノ実践者3名の活動紹介をした。
6.NPO法人の活動紹介とボランティア募集のパネルの作成
 魅力あるNPO法人20団体の活動を「食ボラ」「汗ボラ」「技ボラ」の視点で再度聞き取り、静岡文芸大デザイン学部の大学生に作成を依頼した。
7.市民活動現場視察の実施
 11/25(金)10:00-16:00 参加者:実行委員5名、スタッフ8名(部分傍聴4名)
 (株)京丸園+しずおかユニバーサル園芸ネットワーク、シーンボイス浜松を現場に出向いて視察した。
8.市民活動フォーラム実行委員会の設置・開催
  NPO関係者、企業関係者、学校関係者、行政職員の計11名に事業に関するアドバイスや情報提供の協力を依頼した。8回開催。

9.「はままつ市民の力きらきらフォーラム~はじめる 社会をデザインする暮らし~」開催
 日時: 2月26日(日)10:00-16:00
 会場:アクトシティ浜松 コングレスセンター3階/5階
 主催:浜松市
 参加費:無料
 参加者:午前235名、午後136名 実数約280名
 広報:広報はままつ、浜松ホームページ、静岡新聞、中日新聞、N-Pocketホームページ他、各種イベント情報掲載サイトにて、情報発信。チラシ7000枚、ポスター200枚を市内および県西部公共施設、市内NPO法人・任意団体、弁護士事務所その他に配布。
 当日スタッフ:25名(学生ボランティア10名含む)     
 基調講演:内橋克人氏
地域主権について、東日本の複合巨大災害にからめて、政策、国の在り方を変えるために、声をあげ糾弾していくことが重要であると真の市民の役割を熱く語った。
アンケート結果:大変参考になった(72%)、やや参考になった21%
 調査報告;井ノ上
新たな公共の担い手として市民団体が期待されているが、責任ある活動の継続のために事業化し組織的なマネージメントが求められ基盤強化も必要とされている。浜松の市民活動の実態を直接取材した結果を示しながら紹介した。
 分科会
  「参加のしくみづくり」を共通のテーマとし、3つの分科会で議論した。
・第1分科会「みんなが喜ぶお金のめぐり」
寄付を集める工夫やアイデアなどの事例を紹介し、パネルディスカッション形式で、信頼に足るNPOの条件や活動の在り方をさぐった。
参加者32名、とても参考になった・少し参考になったを合わせて94%
・第2分科会「今どきボランティアのかたち」
事例を紹介しながらボランティアされることを自分ごととして考え、これからのボランティアの形について、ワールドカフェ形式を用いて模索した。
参加者35名、100%が参考になったというアンケート結果
・第3分科会「企業とNPOのうれしいコラボ」
企業とNPOが協働した事例を報告し、協働をすすめる意義とその効果を、パネルディスカッション形式で議論した。
参加者69名、100%が参考になったというアンケート結果
 市民活動に関するパネル展示
20の魅力あるNPO法人のパネルを展示し、活動内容の情報発信のみならず、来場者が共感する活動やパネルデザインに投票するしくみで市民活動への参加を促した。
 ランチサービス
福祉に関わる4NPO法人がランチや茶菓子を提供する場を設けて、交流の場とした。
 ホームページ閲覧
Webサイト「はままつ市民の力きらきらBOX」を会場で閲覧できるようした。

(5)提言

1)浜松市、静岡県、国に委嘱された委員

(2011年4月~2012年3月)
井ノ上美津恵:静岡県生涯学習審議会、浜松市市民協働センター運営委員会
大野木里美:浜松市ユニバーサルデザイン審議会
小林 芽里:静岡県事業仕分け専門委員、浜松市事業外部評価市政モニター
木下 文恵:静岡県河川審議会、浜松市環境審議会、浜松市土地利用検査会

2)具体的な意見書の提出など

・申請主義からアウトリーチの姿勢を持つ施策、ジョブコーチ活用によるジョブマッチングと企業支援の強化等について浜松市障害福祉計画(案)へ意見書提出
・障害者雇用を始めようとする事業主への支援依頼にジョブコーチが対応できる仕組みづくり等、ジョブコーチによる企業支援の強化を静岡県に提案
・浜松市教育委員会へ多文化な子どもたちの教育に関わる支援員の「日本の教育制度についての理解」促進について

2.多様な人々の社会参加支援

(1)障害のある人

1)ジョブコーチ派遣事業 【静岡県経済産業部雇用推進課 委託2,447万円】

 <実施概要>
・ジョブコーチ派遣業務(11年目)対象者:213名、支援回数:2,702回 
・ スキルアップ研修(11年目)(ジョブコーチのためのパソコン講座、障害者を支援するIT技術、コミュニケーション演習、企業における障害者)など多方面からジョブコーチの資質の向上を図る講座を三島、富士、静岡、島田、浜松の県内5箇所で計10回開催した。             
<支援結果>  
・ジョブコーチ派遣業務では、障害者の就労に関わる労働行政、福祉行政、学校、施設、事業所、家族などと連携をとりながら支援を行ない、障害のある人の雇用の促進、定着につなげることができた。
 特徴として、今年度より障害種に明記されるようになった「発達障害」の複雑な課題を抱え、長期の支援を必要とするケースが目立った。各ジョブコーチ、拠点代表には、より高度な支援技能と経験が必要となってきている。各拠点での解決が困難な場面には、昨年度設置したスーパーバイザーが加わり、問題解決に合当たっている。
・スキルアップ講座では、支援の基本であるコミュニケーションや、より専門的な支援技術を学び、ジョブコーチ各個人の資質の維持、向上ができた。更に、今年度最終スキルアップにおいては、ジョブコーチインターンの発表会を聴講する機会を設け、各ジョブコーチのモチベーション向上につなげることができた。
・県内において、静岡県のジョブコーチ制度・障害者の就労について講演を行い、知識、経験を伝えることができた。
3月末登録のメンバーは県内8拠点で59名(3月にインターンを修了してジョブコーチに登録した10名を含む)、23年度に活動したジョブコーチは44名で、平均支援件数は61回となった。
伊豆……4名、支援対象者4名
三島……4名、支援対象者10名
富士……19名、支援対象者35名
静岡……6名、支援対象者35名
藤枝……3名、支援対象者58名
中遠……6名、支援対象者12名
浜松……14名、支援対象者48名
新居・湖西……3名支援対象者11名
拠点の規模、支援件数には、地域により差が出てきた。中部の藤枝、静岡拠点はジョブコーチの人数が少ないながら、支援件数は上がって来ている。富士はジョブコーチ人数、支援件数ともに充実、三島、伊豆はジョブコーチ人数に比例して支援件数も少ない傾向にある。
ジョブコーチ人員も支援件数も年々伸びてきているが、支援内容の複雑化、高度化に伴い、ジョブコーチの質の確保をどうするかが課題となっている。
他に今年度の特徴として、事業主から個々の対象者支援ではなく、障害者雇用全般へのアドバイスを求められた点があげられる。具体的には、大手スーパーから全店舗における職務の切り出しやマッチング等についての相談、これから障害者雇用を始めようとする事業主からの相談などである。本委託事業の業務には含まれないこれらの支援依頼については、必要性に応じて個々にボランタリーに活動したが、現場を熟知するジョブコーチが対応できる仕組みづくりが今後必要であると考えられる。

2)障害者職業センタージョブコーチ事業(第1号障害者職場適応援助者助成金事業)(9年目)【独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 20万円】

職業センターとの連携の下に実施するジョブコーチ支援事業(ジョブコーチ2名)
新規支援先1事業所、フォローアップ支援先1箇所 計2事業所(6名)

3)緊急雇用 静岡県地域人材育成事業「ジョブコーチ養成事業」【静岡県経済産業部雇用推進課 委託3,100万円】

「しずおか障害者就労ネットワーク」浜松、静岡、富士、三島、伊豆の5拠点で12人育成
就業時間、労働条件が個々に異なり、遠く離れた拠点に勤務するインターンを抱え、一人ひとりに同等の待遇をすることが困難で、多大な労力を費やすこととなった。しかしそれは我々NPO職員の働き方について考え直す機会ともなった。
障害者就労に関わる様々な外部研修、ジョブコーチ現場実習を行い、OJTが7,197時間、Off-JTが4,113時間、合計11,310時間もの研修を実行した。最後まで研修を修了した10名が年度末に静岡県ジョブコーチとして登録、すでに活動を開始している者は5名、そのうち1名はN-Pocketのアドバイザー事業と労務担当として継続雇用されている。ほか2名も24年度事業の担当者として契約予定。

4)「静岡県ジョブコーチ養成セミナー2011」開催 (5年連続)

緊急雇用事業「ジョブコーチ養成事業」にからみ、今年度も自主事業による養成セミナーを開催した。公開講座を含め延べ84名が受講し、ジョブコーチとなるべく実習を開始したものが養成事業のインターン8名を含め23名、そのうち年度末までにジョブコーチとして活動を開始したものは9名であった。引き続き東部地区のジョブコーチの人材確保が課題である。

5)障害者委託訓練における訓練受託機関開拓等業務 (3年目)【静岡県経済産業部職業能力開発課 125万円】

浜松、清水、沼津の県内3か所のテクノカレッジが行う事業主委託訓練につき「しずおか障害者就労支援ネットワーク」のジョブコーチが、受託企業の開拓、障害者の状況把握のための福祉施設等の訪問、訓練受託企業に対する訓練実施状況のフォローアップ、企業向け説明会の実施等を行った。
訓練生を受け入れた事業主および訓練生に、ジョブコーチのスキルを生かし、マッチング、指示の出し方等をアドバイスした。現場における問題点等、より効果的な訓練を目指し、都度県に報告、協議してきた。ジョブコーチが事業主をフォローすることに意義があったが、今年度は県が予算獲得できなかった。

6)パーソナルサポートセンター(PSC)相談事業

PSCからの要請を受け、障害者支援等を行う8団体が11月中旬より隔週土曜の午後、西部パレットにて就労に関する相談にあたった。N-Pocketには9回で相談者2名。

7)他団体とのネットワーク

<参加会議等>
浜松市就労支援チーム会議・中東遠地区就業促進協議会・障害者雇用連絡会議・ジョブコーチ事業推進協議会・卒業予定者移行支援会議・障害者雇用拡大交流会・障害者合同面接会(磐田・掛川/浜松)・障害者就労事業所見学説明会・浜松市中区障害者自立支援連絡会

(2)多文化共生(在住外国人との共生)

1)外国ルーツの子どもと親のための高校進学ガイダンス(7年目)【三井物産寄付 50万円】

(1)8月ガイダンス
共催:フィリピノナガイサ(フィリピン人学習支援組織)
日時:8/11(木)13:00~15:00  会場:浜松市南部公民館 第三講座室
参加者 計39名(保護者11、子ども15、ナガイサ8、先生2、N-Pocket3)
成果:工場の土日操業に伴って金曜開催となった。
 参加者はナガイサ側で呼びかけたが、当日の欠席も多く、予想より少なかった。ナガイサのスタッフは多数参加しており、日本の進学システムを知る機会になった。
来日年数の浅い子が多く、来日3年以内の生徒を対象とする外国人特別枠についての質問があった。また、高校生から大学進学についての質問もあった。
(2)11月ガイダンス
共催:特定非営利活動法人 ARACE(ブラジル人学習支援組織)
日時:11/20(日)14:00~17:00 会場:アラッセ教室(N-Pocket事務所隣)
参加者:計34名(保護者9、子ども5(母語:ブラジル11、ネパール3)、浜松市不就学チーム4、静岡県国際交流協会2、その他1、アラッセ7、N-Pocket3、教員2)
成果:ブラジル人の子どもはすべて日本育ちで、通訳不要の親もいた。在日年数が長く、母国の教育制度が変わったことを知らない人が多いので、「ブラジルの最新教育事情」の報告を入れた。ガイダンス後の情報交換では、算数・数学の学び直し法、発達障害、進路指導のケースワークなど、情報を共有することができた。

2)「高校進学ガイドブック 静岡県版 2012」の作成(7年目)【三井物産】

静岡県教委、私学振興課から情報をもらい2012年度版を作成。新たに、私立高校の受検日程、浜松市立高校インターナショナルクラス、県内の高校リスト(学科一覧つき)を加筆。
日本語(ルビつき)、ポ語、西語、英語、タガログ語、中国語に翻訳。10月末にWebに公開。
県市町の教育委員会、外国人が集住する7市の全中学校、県西部の高校、学習支援団体、日本語団体、国際交流協会、県市の関係課ほか、ガイドブック日本語版を見本として150部送付。

3)浜松北高定時制見学会&意見交換会【三井物産】

日時:12/9(金)18:00~20:30  場所:静岡県立浜松北高校
参加者:浜松北高2名、江南中2名、南の星小3名、砂丘小1名、葵が丘小1名、入野小1名
N-Pocket1名 計11名
成果:小中学校の先生の「高校に進学した子どもたちの様子を知りたい」という要望から開催。定時制の生徒の指導や進路、部活動について、小中学校での支援や進路指導、母語を使った進路指導やロールモデルの活用、モチベーションを持たせるには、文化の違い、保護者の傾向など、小中高校の支援状況やそれぞれの課題などを共有することができた。
小学校→中学校→高校と、個人の学習過程や支援状況の記録をリレーする仕組みができると、受け入れる高校も指導や支援がしやすくなるのではないか。

4)情報収集発信

6/18 移住連全国フォーラム・東海2011(名古屋)
8/5 浜松市立南の星小学校 教職員研修会(浜松) 中学卒業後の若者たちについて報告
1/14 進学ガイダンス主催者交流会(千葉) 浜松の状況を報告
3/17 外国につながるこどもたちの進路支援セミナー(名古屋)
 高校進学、進学後の支援に関しては、全国的にニーズが高まっている。各地の入試・支援制度の比較と政策提言が必要とされている。

(4)ITによる社会参加

1)静岡県西部障害者マルチメディア情報センター(MMC)の管理・運営(11年目)【静岡県健康福祉部 委託 431万】

・来場者数 2,874名
・西部MMCの管理・運営 ザザシティ中央館5F、火~日曜 9:00~19:00
・西部MMCのホームページ作成・管理
・機器更新(Windows7デスクトップ4台、iPad2 5台)
・中学校の総合的学習、大学・専門学校学生の体験受け入れ
・自主企画
- ミニ講座開催 視覚、知的、四肢ほか、様々な障害の方が利用。
(各人の希望に合わせてスタッフが指導)
- じっくり講座 ボランティアによる初級視覚障害者個別講座
(パソコンボランティア研修終了生によるボランティア)
- スタッフによる講座開催
 ゆめいろ年賀状講座 11月~12月(4回)受講者4名
- ボランティアネットMLの運営管理(MMC事業に参加した人々と情報共有)93名
・ボランティア他団体との連携
- しずおかパソコンボランティアねっと西部とiPad読み上げ機能(VoiceOver)を使って視覚障害者支援のための講座開催
<成果>
2001年開設から丸10年が経ち、順調に利用者が増え、ボランティアによる講座も定期的に開催されている。また、5名のスタッフがワークシェアリングしながら活動することによって、それぞれの専門性をセンター運営に生かすことが可能となっている。

2)西部MMC委員会

3回開催。それぞれの分野からの情報提供、センター運営に関してのアドバイス。
構成委員(ボランティアとして協力):浜松市視覚障害者福祉協会、しずおかパソコンボランティアねっと西部、静岡文化芸術大学、浜松医科大学・子どものこころの発達研究センター、静岡県立浜松特別支援学校、静岡県立視覚特別支援学校、バーチャル工房事業コーディネーター、N-Pocket代表理事、MMC事業コーディネーター、(静岡県健康福祉部事業担当者)

3)MMCボランティアスタッフ会議

毎月開催 スタッフ5名+事務局スタッフ
互いのスキルアップをさらに高めるための学習会を実施しながらセンター運営に関わる情報交換会を行っている。メーカーの方から新しい機器やソフトについて学ぶ。

4)西部地域障害者在宅パソコン講習(9年目)【静岡県健康福祉部 委託 66万】

280時間、受講申込み35件(視覚17、盲ろう1、四肢9、聴覚5、内部3)、講師実働9名
インターネット電話、点字図書館からの点訳・音訳図書ダウンロード操作、iPadやiPhoneなどを利用したコミュニケーション講座、高齢障害者の場合 コミュニケーションの相手が必要という課題がある。

5)パソコンボランティア特別研修(9年目)【静岡県健康福祉部 委託 34万】

1/21(土)22(日)、7講座 受講者20名
会場:ザザシティ・パレット、障害者施設
内容:「障害と情報」に関わる地域の活動 他6講座
障害当事者を交えワールドカフェ形式で、「パソコンボランティアには何が求められているのか」についてメンバーを変えながら意見を出し合った。スキルはもちろん必要だが、信頼関係を築く、相手のニーズを引き出すことが必要。

6)障害者福祉施設内でのパソコン講座【浜松市福祉事業団 28万】

地域活動支援センター「オルゴール」
4月~3月 20回、延べ受講者数 192人、ボランティアのべ27名
人気のある講座で受講者が多い。パソコンの初歩から実用的なはがき作成、パソコンで水彩画、メールなどを内容とする。重度の身体障害者もいるため、アシスタントが一人ずつ付かなければならない人もいる。

7)障害者のパソコン操作をサポートする人のためのサポーターサロン

月1回、パソコンボランティア特別研修修了生、しずおかパソコンボランティアねっとメンバーと在宅パソコン講座講師がボランティアで集まり、スキルアップのため情報を共有し勉強会を開いている。

8)バーチャル工房支援事業(ぽけっと工房)(6年目)【静岡県健康福祉部 委託 196万】

・登録就業者数21名(四肢9名、視覚4名、知的1名、内部2名、精神5名)
・受注実績47件(データ入力、テープ起こし、イラスト作成等)
・発注先は静岡県、浜松市、NPO、大学、企業、任意団体など。
<成果>
顧客の口コミによる新規発注やリピート受注の割合が増えている。事業の認知度が上がり事業の意義に共感する人が増えたり、これまでの納品物の評価が定着してきたと考える。
しかしながら、受注先や業務の新規開拓や技術サポートをする人材の不足により、もっと働きたいという多くの就業者の希望に全面的に応えられないのが現状である。業務を通した社会参加の場としての意義の確認も随時していく必要がある。

(5)環境・地域の自立

1)環境教育&総合治水「安間川 水仙10年プロジェクト」担い手育成【浜松市東区役所 地域力向上事業市民提案による住みよい地域づくり 補助12万】

安間川 水仙10年プロジェクト 実行委員会(河川里親グループ6団体、与進小学校、与進中学校、流域7自治会)の共催、静岡県浜松土木事務所、長上連合自治会の協賛により実施。
・安間川堤防植生調査(9/29) 5か所 参加者2名
・コセンダングサ引き抜き実験(10/23,29) 参加者のべ20名
・第5回水仙球根植え(11/23) 2000球、参加者35名

3.組織の管理運営

1)事務局会議

2011年度は、本部に勤務する全スタッフによる事務局会議を47回開いた。内容としては、各事業担当者から1週間の活動状況報告、事務局よりの事務連絡、及び活動運営のための相談・協議を行っており、実際に物事を進める場合の決定の場となっている。
従来は毎週月曜日10時から12時までとしていたが、7月からは、9時から10時半を事業担当者会議、10時半から12時までを全員による事務局会議と変更した。2011年4月4日に開かれた1回目の会議は、設立後開催した事務局会議として通算で545回目であった。

2)理事会

事業運営に関わる相談等のご協力をいただいた。
5月6日(金)16時~21時 理事5名(+委任状1名)、監査1名、事務局2名出席
議題:前年度事業報告および新年度事業計画、賛助会員の会費変更、新規理事の追加

3)総会

5/22(日)浜松市福祉交流センター 参加者:34名+委任状提出者58名 講演会はなし。