作成日:06年11月29日

ジャンルや立場を越えて、ネットワーク・政策提言

議員と交流しよう

新しい公共の担い手という自負を持つNPOですが、法的な枠組みを後ろ盾に影響力をもつ議会の方が、圧倒的な力を持っています。私たちは、現場の声を政策に反映するために、議会と協働する方法を探ることにしました。そのために、2004年のN-Pocket新年会に浜松市議会議員10名を招き、地域のNPO23団体と交流(新年会&議員と交流しよう)を行いました。

12市町村との合併を控えた浜松市にとって、地方分権、地方自治の実現は緊急の課題でした。地方議会の質的な変換が不可欠であると感じていましたが、個々の事業でNPOが行政と協働して、施策に反映させるような優れた成果を上げても、パートナーとなった担当課にしかその成果を共有できないもどかしさがありました。

そのような状況の中で、私たちは「現場をもつNPOが議員と志を共有できる場面」を丁寧に創り出して、議員と共に政策立案していきたいという思いを強くするようになっていきました。

福祉団体ツアーと支援費

写真現場の声を熱心に聴く議員の皆さん

写真説明終わり

団体会員へのアンケートの結果、当面の緊急課題は、障害者福祉において、2003年度から全国で実施されはじめた「支援費制度」でした。

2004年2月18日には、市内の障害者福祉5団体の訪問ツアーを行い、市議会厚生労働委員会の議長と副議長を含め、8名の議員が参加しましたが、ツアー後には、 「支援費」をテーマに議員7名と、市福祉課、県健康福祉部の担当者を交えて円卓会議を西部公民館で行いました。この会議では当事者団体も含め、参加した30名が1日かけて熱心に語り合う意見交換の場が実現しました。

訪問した5団体

円卓会議報告

NPO側の代表的な意見

写真円卓会議では行政・議員・当事者からの活発な意見が交換されました。

写真説明終わり

浜松市議の意見

厚生保健委員会の委員長・小松市議、副委員長・小沢市議、鈴木恵市議、西川市議から発言がありました。

参加者連携の意思確認

 支援費制度を利用可能な制度にしていくために、NPOと議員と協働で取り組めそうなアイディアが出されました。今後もテーマ毎に集い、情報を共有する意思を確認しました。

  1. 浜松市の「福祉のしおり」を改訂しよう。体系的に編集し、より使いやすくできないか。
  2. 勉強会をかねて、利用者と行政と共に情報を共有する機会をもてないか。利用者側がわからない点を行政に質問し、その場で疑問を明らかにして行ければ効率的。
  3. 支援費をマネジメントする人の配置を行政に提言できないか。介護保険にはケアマネジャーがいるが、支援費にはいない。浜松市では障害福祉課の窓口がやっている状況である。
  4. 行政からの情報は膨大で議員でも読み切れないが、NPOから提案があれば、関連情報を提供可能。
  5. 行政の事業自体を見直すなど、市民が税金の使い方を決める課程に参加できるようにしたい。

その後の議会の一般質問で

参加した一議員は、「障害者への自立支援」と「ネットワーク作りの支援」が浜松市に欠けていると認識し、議会で一般質問をし、市から前向きな回答(障害福祉課にソーシャルワーカーなど専門職員を配置する、ホームヘルプ利用基準については改訂することを約束)を得た。

本文終わり

ローカルメニュー終わり