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2017


遊ぶチカラは生きるチカラ 2017

子育て中の人、子どもの遊びの場をつくりたい人、南区のまちづくりに関心のある人を対象に、子どもが安心して自由にのびのびと遊べる「場所」について、一緒に楽しくあれこれ考える座学と、お試し実践する場をつくりました。(平成29年度 地域力向上事業 南区まちづくり『人財』育成プログラム)

座学「遊びが生み出すもの」

場所:浜松市南区役所 大会議室、2日目:一階ロビー、駐輪場)
日時:2017年11月3日(金・祝)10:00~14:30 
参加者:午前 25名、午後 22名、他16名(講師5名、浜松市4名、スタッフ4名、託児スタッフ3名)

1)講演会「遊びが生み出すもの」
・講師:幾島博子さん(NPO法人ふれあいの家 おばちゃんち 代表理事)

遊びが子どもをどう育てるのか、品川区での実践の様子紹介、参加者の子ども時代の遊びについて、遊びの中のリスクの魅力と子どもが対処できないハザードをどう考えたらよいのか、グループワークも交えながら話をしていただきました。

2)遊び実践情報提供「子どもが遊ぶ in はままつ」
浜松でこどもの遊び活動をしている4名の実践者に、活動を始めたきっかけ、活動で大事にしていること、やってよかったことの3点と、画像をつかって具体的な活動紹介等をしていただきました。
<情報提供者>
・大隅和子さん(浜松の未来を育てる会) ここみ広場などで行う活動紹介   
・稲津達義さん(こどもの遊びサポーター) こどもの笑顔がもつ力について
・木俣雅代さん(いなさプレーパーク) 個人の活動から地域の活動へ広がった活動紹介
・ロビンス小依さん(こどもの世界創造工房) 富塚地区の探検遊びなど活動紹介

3)参加者自己紹介
居住区名、名前、マイブームを各自30秒程度で自己紹介。講座を受けるきっかけなども話される方が多かった。

4)ランチ交流会 「こうなったらいいな南区」
6つにわけたグループの席で自由に、互いに情報交換をすすめてもらって昼食をとりました。

5)ワークショップ「南区が遊び基地になる」
当日遊びの場として使用できる、一階ロビー(内)、駐車場(外)、遊水池用空地(土)を実際に見学し、当日どのようなイメージで遊びの場として使えるか確認し、その後、各自場所を選択し、土グループ(2)、外グループ(1)、内グループ(1)の4つのグループで二日目の遊びの実践の企画を練りました。1)何をしたい 2)何ができる 3)何が必要 4)もし雨だったら、を主なテーマとして、当日子どもたちにとって主体的な遊びの場ができるよう考えました。

6)企画の共有
全体で企画を共有し、当日各場所でどんな遊びが展開しそうなのか想定しました。その後、講師・情報提供者、受講者たちと質疑応答。講師からは、「当日、想定外の流れになることこそ、子どもの主体性が発揮されたという成功の印」というアドバイスをうけました。

実践「区役所を遊びの基地にしちゃおう!」

日時:2017年11月18日(土)10:00~14:30
場所:浜松市南区役所 一階ロビー、駐輪場
参加者:参加者70名(大人34名、子ども36名)、他13名(講師5名、浜松市4名、スタッフ4名)

雨天だったため、会場をロビーと駐輪場に限定しましたが、受講者及びその周辺の子どもや親子など、ランチを挟んで片付まで、子どもたちの遊びに夢中になる気持ちを削ぐことなく4時間半を過ごしました。1日目に参加していなかった方もいるため、最初にオリエンテーションを行い、「今日はこんな場です。1)一緒に遊びの場をつくり、楽しむ場 2)子どもの創造性を尊重する場 3)大人は何を見守るか学ぶ場」であることを伝えました。最後に参加した大人や子どもに感想をききました。

・市や事務局、参加者によって用意・搬入されたもの(雨天のため、使ったもののみ)
救急箱、緊急連絡チャート、紙片、木片、段ボール、新聞紙、ボンド、麻ひも、七輪、カセットコンロ、味噌汁セット、みかん、リンゴ、マシュマロ、炭、どんぐり、松ぼっくり、うちわ、軍手、マッチ、使用済み割りばし、竹の棒、ポリフォーム丸棒、ブルーシート、水性マジック、チョーク、たらい、プール、バケツ、のこぎり、折り紙、ボードゲーム、ロープ、台車、デッキブラシ、熊手など

ロビー
ロビー:大窓に絵を描く
ビニールで覆われた大窓と、用意されたマジックをみて、「ここに描いていいの?」と言いながら、突進していった子どもたち。
ロビー
ロビー:紙片を集めて遊ぶ
縦長に細かく裁断された紙片をまき散らしたり、たらいや椅子の中に山のように積み、かき氷やホテルに見立てて遊んだ。
ロビー
駐輪場:七輪でマシュマロを焼く
七輪にマッチを使って炭をおこし、竹串にさしたマシュマロなどを焼いて楽しんだ。マッチで火をつけること、うちわで火を起こすことも大人がついて体験できた。初めて体験するのは子どもだけでなく、大人も複数いた。
ロビー
ロビー:お引越しで片付け
子どもたちがはじめたお引越し遊びを利用し、「紙を袋に詰めて大きなボールを作ろう」と講師が声をかけた。ロビーに散らかった紙片などの片付けが、「遊びの時間は終わり」ではなく、ごみ袋へ紙片などをつめる遊びになって、子どもたちの気持ちに水をさすことなく行われた。

・まとめ
参加した子どもや大人からアンケートをとった。子どもは全員「楽しかった」、大人は2人が「良かった」、残り全員が「とても良かった」でした。
当日の遊びの様子は、最初は親子で固まって遊ぶ姿が多く見られましたが、遊びが次々と変化し、初対面だった子どもたちが次第に一緒になって遊ぶようになっていきました。
この事業は、南区のまちづくりに関わる自主的な市民が増えることを目的としたものですが、遊びの後の感想共有の時間で「事業で知り合った仲間と早速遊びの場をつくる計画をたてた」という発言も聞けました。実際に、後日行われた引佐の遊びの場に、本事業の参加者が南区から複数かけつけ、実践を深めています。