特定非営利活動法人浜松NPOネットワークセンター

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第1分科会 「みんなが喜ぶお金のめぐり」

分科会1全体の様子

市民活動の活動資金はどの団体でも欲しいもの。しかし、浜松市のNPO法人で昨年度寄付があったのは半数のみ。一方で、昨年は東日本大震災の義捐金や支援金といった寄付を出した人が、全国民の約8割に上り、4割の人が5000円以上出したという、「寄付元年」と言える年でした。
 活動に直接参加できなくても、お金や物品に思いを託して支援をしたいという個人や、また活動資金を得たいという団体を対象に、ユニークなチャリティや最近増えている遺産を寄付する「遺贈」などの事例の紹介しました。
また、認定NPO法人の税制優遇措置などの説明も含め、「生きたお金」が支える社会について考えたり、「寄付をしたい」という思いを「寄付がほしい」団体に結び付けるためには、寄付を集めるための工夫やアイデア、寄付を集めるために必要なポイントは何かを探りました。
 その中で、信頼に足るNPOの条件や活動のあり方を共有しました。参加人数は32名でした。


事例紹介・話題提供

  1. 早坂 毅 氏(税理士/NPO法人会計基準 策定委員)
    認定NPO法人の寄付の税制優遇、2010年に策定された「NPO法人会計基準」について説明があった。続いて台湾、米国、日本のなどの寄付の事例、最近増えている「遺贈寄付」の可能性について紹介があった。
  2. 山口 祐子 氏(認定NPO法人 ブッダ基金)
    ネパールでの医療支援や産業支援の活動をしている認定NPO法人ブッダ基金について、法人の歴史や活動内容を紹介した。また、1億4千万円の遺贈をもらうことになった経緯や、団体の信頼をどのように得てきたかの話があった。
  3. 斯波 千秋 氏(NPO法人 六星 代表理事/ウイズ半田 施設長)
    「授産所ウイズ」が目の見えない人、特に中途失明者の社会参加のために、どのような活動をして、どのような成果があったかの紹介があった。そして、新しい授産所の施設を作るまで、どのように寄付や遺贈を集めたかの経緯について話があった。
  4. 小林 芽里(NPO法人 浜松NPOネットワークセンター 事務局長)
    N-Pocketの様々なチャリティと、「ゆいまーるオークション」でこだわりの地域のお店、新年会参加者、ホームレス支援団体の3者がそれぞれWin-Win関係になる、循環型オークション&寄付のしかけについて紹介した。

質疑応答・まとめ

 後半は、会場の質疑応答にそれぞれパネリストが回答。またユニセフや国境なき医師団など国際的な団体・NGOがどんな寄付を集める工夫を行っているか、Webサイトを紹介しました。
 まとめは、寄付は様々な制度を活用するだけでなく、キーポイントには、お金を出す側の人に対して「お金を投資したい」という気持ちにさせる「共感を呼ぶ工夫」と、「お金を有効に使ってくれるだろう」という「信頼を獲得する努力」が必要だということで締めくくりました。

アンケート結果  回収:16枚(回収率50%)

 40代以上が9割を超え、8割以上が職場を含めて何らかの社会貢献活動・市民活動の経験者でした。活動の中核を担う立場にあってテーマに寄せる関心が高かったと推測されます。職業別では会社員3名・自営業3名、主婦3名、公務員2名、その他4名。分科会の内容については、とても参考になった8名(50%)・少し参考になった7名(44%)・未回答1名で、おおむね好評だった、という回答が寄せられました。