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第1回 安間川水仙10年プロジェクト

準備

地域から集まった5000個の球根

地域から集まった5000個の球根

「どうせやるなら、10年は続けなきゃ」 
きっかけは河川里親会議での一言だった。中流域に内水浸水の問題を抱える安間川の川づくりに着手して6年、河川里親が結成されて3年余。川幅が拡幅され、親水スペースが誕生し、散歩を楽しむ人々が増えた。
水仙選びの最大の決め手は 1.根を張り、土を抱いて護岸に役立つ 2.大水が出た場合も流れに抗わない、堤防に負荷をかけない ということだった。

小学校での回収のようす

小学校での回収のようす

地域と小学校に水仙の球根を募集した。回収日当日。子どもたちの登校時、髪飾りとワッペンのお手製衣装で、水仙の精を演じたのは子育て支援グループ有志が、校舎入り口で協力を呼びかけた。子供たちは興味津々で取り囲み、様々な水仙があっという間に集まった。袋には丸々とした球根がギッシリ。「重かったねえ、ありがとう」小学校に集まった球根は実に2000個を超えた。
地域の公民館に回収箱を設けたり、ご近所の水仙をみんなで掘り起こしたり。最終的には地域から5000個の球根が集まった。

ふるさとの川を慈しむ - バトンを次世代へ

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第1回記念すべき2007年5月13日、日曜日。スコップやツルハシを振るって穴を掘る、球根を入れる、埋め戻す、一連の作業をチームごとにこなしていった。晴天続きで堤防斜面の土は思った以上にしまっていて固い。腰丈ほど伸びた雑草におおわれた場所もある。十二分に力を発揮して、周囲に感謝されたのは屈強の若者たち。男子中学生、小学校の若手の先生、土木事務所の青年担当者が「ガンバレ」「頼むよ」と声援を送られながら次々穴を掘っていく。その道具の扱いのコツを示したのが年長の皆さんで、年季の入った無駄のない自然な動きが美しい。「さすが。お上手ですね」若いお母さんが褒める。地域から提供された5000個を超える球根は異世代交流の格好の材料となった。
 作業を通して、会話の中から「どうして水仙かっていうと」と、話ができる。10年後、堤防をうめつくす水仙と共に、水環境を支えるために行動する仲間の姿がイメージできる1日だった。

このプロジェクトで与進小学校及び与進中学校は静岡新聞SBS「あすなろ賞」を受賞しました。おめでとうございます!!