特定非営利活動法人浜松NPOネットワークセンター

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サービスラーニングに関わるねらいと経緯

安間川でみつけたよ、つかまえたよ

安間川でみつけたよ、つかまえたよ

国際ボランティア年(2001年)に市民活動を次代を担う子どもたちに伝えるため「子どもプレス」事業を立ち上げましたが、少数の子供だけを対象にした私塾的な試みに終わった反省から、広く、多くの子どもたちに伝えることを目標に、学校の総合学習との連携を模索しはじめました。

同じ時期に、静岡県から委託された「安間川河川整備構想」事業の住民コンセンサス会議の委員に選任された流域の小学校校長から、安間川の水害問題や歴史の出前講座を依頼され、4年生・5年生向けに何度か出前講義をしました。

このように、コンセンサス会議や出前講座を経て地域や学校との信頼関係ができ、2003年度から5年生の総合学習で1年間に渡り「安間川」をテーマに、学校との協働が実現。夏休みの全校教員研修日には、サービスラーニング講習が企画されて、全職員のサービスラーニングにたいする理解が深められました。

この背景には、「未来の地域の担い手である子どもたちと課題を共有し、子どもたちなりに課題を探求する中で社会性、市民性の成長を支援できれば」というNPOの意向がありました。また、学校側も「学校を地域に開くことにより、豊かな教育が実現する」という、校長先生の信念があり、総合学習における学校とNPOの協働が実現しました。