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公開質問状の回答 今田欣也議員

1.太田川の水質について

(1)提供できる。

浄水処理をして水道法に基づく水質基準を満たせば水道水として供給できる。

(2)理由は承知している。

太田川は三倉川と吉川とが森町の上流部で合流して太田川となる。水源として利用するには合流地点より下部でなくては安定した水量は確保できないことと、森町の上流部には取水施設を建設できる用地が確保できないことも承知している。

2.井戸水源の確保について

(1)イ)重要である。

現在、東海地震など大規模災害が想定されており、安定的に水を供給するためには多くの水源を持つことが太田川を含めて必要である。昨年8月15日の台風10号の豪雨によって三方原用水の送水管が浜北市内の森林公園内に於いて崩落事故が発生し、通水不能となったが一週間ほどの比較的短期間で補修が出来て通水することが出来たために大事に至らなかったが、三方原用水は完成後30年以上が経過しており、耐震面の不安もあると考えられるので、なるべく多くの水源を持つことが必要である。

 

(2)ウ)現在、稼働中の井戸でも水質に問題がある井戸については、取水を中止し非常災害用として保全してゆくことは承知している。

3.コストについて

(1)イ)知っている。

基準となる年度の薪しいものを使うのは当然である。
合併協議会では、最新(平成12年)の国勢調査の統計を基準としているが、水需要予測でほ平成15年末の統計を使用。

(2)イ)そう思わない

一番現実的な数値を用いるペきと考える。

(3)イ)そう思わない

合併効果を反映しているとは思われない部分もあるが、6市町の水源及び水道管網の状況を調査し技術的な見地から可能かどうかの判断を行う必要が有り、机上の計算だけでは結論が出せない。

(4)ア)当然比較検討を行う必要がある。

従来は、水系別に建設コストと受水量によって水価を設定しており、湖北・湖西系が73円/ton 中遠系が47円/tonで受水していたものが、太田川こ482億円の投資をしたら45円/tonに下がる事が不可解であり、企業局は計算の根拠を開示することが絶対に必要である。

私は、平成11年4月の統一地方選挙で市議会議員に選出されて以来、太田川の問題に付いては常に関心を持って取り組んで参りました。平成12年7月には、現地の視察も行い現場事務所の所長からも鋭明を受け、ダム建設地の河川の狭さ水量の少なさに大変不安を感じました。

また、毎年、11月から翌年の3月までの冬季の5ケ月間は三倉川と吉川との合流地点のから下流の地点の水量が3,800ton/日量との話に、私の地元の伊佐地川の水量40,000ton/日量との違いに愕然と致しました。しかし、現在は東海大地震などの大災害も想定されることから、生活に必要な水の水源についてはなるべく多くを確保することは絶対に必要と考えております。特に、水利権の問題を考えると浜松市町発展のためには絶対に必要と考えます。

しかし、回答の中でも記入させていただきましたが、水価については大きな問題があると思いますので、今後も十分注意をしてゆきたいと思います。
貴職に於かれましても、企業局並びに、浜松市選出の県議会議員の諸氏に公開貿間状等を送付し回答を是非お取り戴き、回答を公開していただければ幸いです。