特定非営利活動法人浜松NPOネットワークセンター

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2015


NPOの労働状況 ヒアリングまとめ(名古屋)

愛知県内の5団体のCEOから、各団体の労働状況や考え方についてヒアリングし、NPOが将来を担う人材を確保・継続するためのポイントについて整理しました。

組織・財源の確保

・真似されない自主事業・自主財源の確保
・大学や社協からの委託を開拓
・緊急雇用を活用し、将来必要となる人材を想定して雇用
・コストダウンのために有償ボランティアの活用

<組織のあり方として>

・収益事業開拓のための助成金・委託事業活用
・客商売(現場)かシンクタンク(中間支援)のあり方による違いがあるのでは?
・ホワイトカラー(組織化)か職人(専門家集団)か?

採用

・事業の幅を広げるには、求めるスキルを明らかにして雇用する必要性
・ワーカーズコレクティブの思想で、できる人もできない人も一緒に
・「ユニバーサル就労」という概念

<福祉業界の特異性>

・福祉系は、財源が介護保険等で確保されているため、NPOとひとくくりで議論できない
・ヘルパー等の資格を活かすための就職。たまたま就職先がNPO
・福祉系は事業基本。法人格がNPOでも、働いている人はNPOの意識なし。

働き続けるための工夫/育てるしくみ

・職場環境(BGM、壁紙、アロマ)
・育休産休、勤務時間・日数など、人生のステージに合わせて働き方を選べる
・団体の適正規模を考え、無理に大きくしない=大型委託はやらない
・定年の考え方:働けるうちは働いてよい、技術の蓄積が重要な分野

<労働かボランティアか?>

・ルールを作るか放置か?⇒ 組織化が進むにつれ、ルール化される
・仕事はどこまでやるかは自己判断、職員の自主性にまかせる
・残業の申請・支給のルール化
・トラブル事例の検討、労基法については整理が必要

支援策として求められること

・労務税務の相談の場
・代表クラスが学ぶ場
・専門性のある理事
・専門家のシェアにより、コストダウン
・NPOの商工会があるとよい(例:経理ワーカーズコレクティブによる支援)

その他

・代表交代のしくみ 長くやると辞められなくなる
・カリスマをつくらない
・組織化⇒仕事量のバランス管理
・運動体すぎず、サラリーマンすぎずのバランス

所感

・世代交代をきっかけに、労働環境の整備、近代化した事例が多い
・代表クラスが「覚悟」することが必要
・経営者の交代から、事業の在り方の見直し⇒人員配置の見直し につながる

社会企業家的なモデル=能力の高い人を採用する、という実力主義の傾向が見られた。
一方、ワーカーズコレクティブや有償ボランティアを活用する中での社会的包摂、世間のフルタイムにとらわれれない働き方を設定するなどの工夫も見られた。
私たちは、どのような働き方、社会を目指すのか。