特定非営利活動法人浜松NPOネットワークセンター

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■2012年度

はままつ市民の力 きらきらフォーラム

フォーラム開催までのプロセスを含めて、市民活動・社会貢献活動のあり方、社会的課題の解決のための手法などについて、議論を深め、NPOや企業など多様な主体が公共を担い、協働して豊かな地域社会をつくることを目的にフォーラムを開催しました。

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「こうなったらいいな…」という夢や思いも、同じ思いを持つ仲間に出会うことによって、社会を動かす力へとつながります。
一人一人が考え、行動に移すことによって、私たち市民が自分たちの手で、「こうなってほしい」と願った社会をつくること、社会をデザインすることができるのです。
皆さんの暮らしに、「市民活動」を加えてみませんか。活動への一歩は、皆さんの住みよい暮らしにつながります。

はじめる 社会をデザインする暮らし

日時 2012年2月26日(日) 10:00~16:00
会場 アクトシティ浜松 コングレスセンター 3階・5階

■基調講演「地域主権と市民の役割」

<講演内容>

真の市民の役割を考えなくてはならない。東日本の複合巨大災害、あの広大な地域の被災者の方々をNPOやボランティアの力で救うことはできるか、それを心の中でもう一度、反芻をしていただきたい。助けに来たよ、援助が来たよ、これはいい。だが、帰って来たとき、なにがしかの満足感があれば、それはとても危険なことだ。何も本当はやっていない。行って精神的に確かに人々を支えて来たでしょう。
けれど、本当の意味で生活の再建、あるいは産業の復興、経済の再びの蘇り、これは国が成すべきこと。 単なるNPO、単なるボランティア、それを讃えるある種の自己陶酔をするという次元を越えて、更にもっと深く、もっと実質的な貢献を、地域社会あるいは日本全体に対して、本当に役に立ちたいという域に到達なさることを願ってやまない。
一人一人の善意ももちろん大切だが、国家のプロジェクトとして、やるべきことをやれと政府に求めるということが生き残った私たちの重大な責務、使命である。予算の執行も1年たって未だに殆ど使われていない、そういう状況に対して、怒り、糾弾する、国の在り方を正す。救援と糾弾は同時並行的に進めなければ本当の意味で被災者が救われない。

いったい地域主権とは何なのか。

<p阪神淡路大震災で救援と糾弾を並行してやったからこそ、その後の震災の被災者が公的な支援が与えられるようになった。私たちは社会の在り方を変えてなければならない。
ボランティアも大事、人々の善意はもっと大事。政策を変えさせる、国の在り方姿を変える、そのために声をあげることが、本当の救済。本当に被災者を助ける、支援する、もう一度立ち直っていくためには、これからやってくる災害に対して、本当のセーフティーネットを築くように、政治をし、動かしながら、糾弾、これを同時にやらなければならないのではないか、難しいと思うが、心の在り方一つである。

調査報告「はままつ 市民の力」

  1. 報告者:井ノ上 美津恵(浜松NPOネットワークセンター代表)
  2. 報告内容

およそ9ヶ月の間に市内に拠点をもつ250近くの市民活動団体を訪問し、その活動のあらましなどを直接取材しました。浜松の市民活動について一面的ですが、NPO法人を対象にした調査内容からその一部を紹介しました。


—午後の部:分科会—

午後の分科会に共通するテーマは、「参加のしくみづくり」。多彩なパートナーを得て活躍する浜松の「元気が出る実践例」や、関東中部圏の「ワクワクするコラボ」を取り上げました。
 実践者にエールを送り、社会のデザイナーである市民がさらに元気になるよう、街づくりへの市民参加を進める目的をもって開催しました。

第1分科会 「みんなが喜ぶお金のめぐり」

市民活動の活動資金はどの団体でも欲しいもの。しかし、浜松市のNPO法人で昨年度寄付があったのは半数のみ。一方で、昨年は東日本大震災の義捐金や支援金といった寄付を出した人が、全国民の約8割に上り、4割の人が5000円以上出したという、「寄付元年」と言える年でした。
 活動に直接参加できなくても、お金や物品に思いを託して支援をしたいという個人や、また活動資金を得たいという団体を対象に、ユニークなチャリティや最近増えている遺産を寄付する「遺贈」などの事例の紹介しました。
また、認定NPO法人の税制優遇措置などの説明も含め、「生きたお金」が支える社会について考えたり、「寄付をしたい」という思いを「寄付がほしい」団体に結び付けるためには、寄付を集めるための工夫やアイデア、寄付を集めるために必要なポイントは何かを探りました。
 その中で、信頼に足るNPOの条件や活動のあり方を共有しました。参加人数は32名でした。

第2分科会 「今どき ボランティアのかたち」

現在、東日本大震災のボランティアは減少しているが、多くの人が「寄付」という形で関わった。そして、支援の形についても多少なりとも考えたのではないでしょうか。
 そこで、東日本大震災のボランティアとして貴重な体験をした学生グループ、支援を受ける側であると同時に、支援する側としての活動もしている障害のある方の経験談を事例紹介とし、ワールドカフェ方式で、「ボランティアされる」ことを自分ごととして考え、これからのボランティアの形について模索しました。
 参加者全員の活発な意見交換を促すために、ワールド・カフェ形式をとり、最後に、阪神大震災以降、精力的な活動を展開するNPO代表から、実践から見えたことについてお話をうかがいました。参加人数は35名でした。

第3分科会 「企業とNPOのうれしいコラボ」

異なるセクターが連携して地域の課題解決への取り組みが行われることは意義のあるものとされています。さらに、企業とNPOとの協働は、互いの手法や技術、ネットワークなどを持ち寄ることの効果が期待されています。また、多くの企業にとって、社会貢献活動はもはや避けて通れない情勢にもなっていますが、成果をあげる進め方を模索している組織も少なからずあるようです。
企業とNPOが協働した事例を報告し、協働をすすめる意義とその効果を考える機会とし、。また、これから協働を予定している企業や団体、現在苦労している実務担当者などに、元気に推し進めていくためのなんらかの足掛かりを提案するために開かれた分科会です。参加人数は69名でした。