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第10回 浜松外国人無料検診会

日時 2005年10月23日(日)9時~15時
場所 遠州総合病院(浜松市常盤町144-6)
受診科目 内科、小児科、精神科・カウンセリング、耳鼻科、婦人科、歯科、尿検査、血液検査(15歳以上)、レントゲン(15歳以上)、心電図(15歳以下、35歳以上)、栄養相談
通訳 ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、インドネシア語、ベトナム語、中国語、ベンガル語、英語
対象者 在住外国人
費用 検診は無料。検診結果の郵送料として、200円当日払います。
申込方法 所定のハガキに記入して下記の住所まで申し込むこと。チラシ&ハガキは浜松市内のエスニックショップ、国際交流協会(HICE)などにおいてあります。
定員 600人(9月30日で定員に達したので、受付を締め切りました)
問い合わせ 浜松NPOネットワークセンター
主催 浜松外国人医療援助会(MAF;Medical Aid for Foreigners in Hamamatsu)

2006年以降、検診会の会場病院をかえることについて

10年目を迎える「外国人のための無料検診会」。9年間でのべ4000人余りを検診してきました。この事業は、医療関係者、病院、検査会社、外国人支援団体、当事者組織など、すべてボランティアによって運営されてきました。

2005年10月23日の検診会のために申し込まれた受診者、ボランティアの募集を途中で締め切るほどに殺到し、結局受診者は先着700名となり、受診番号と時間を明記した受診ハガキを返送しました。

開催日に先立ち、静岡新聞で「遠州総合病院の移転のため、来年の検診会の会場がなくなる」ことが報道されました。その件に関して、質問やご意見をたくさんいただきました。2006年以降、どこで、どのような形で検診会を継続していくのか、具体的なことはまだ決められません。

ここまで、遠州総合病院には6年間にわたって会場を全面提供していただき、検診会当日も院長以下、病院のスタッフ・職員の多数の参加で、検診会を支えられてきました。そして、参加ボランティアの1/4が遠州病院関係者でした。この協力なくして、ここまで大規模な検診会は不可能でした。

しかし、在住外国人の健康の問題は、浜松地域の課題でもあり、一つの病院に大きな負担を強い続けていてよいのか?という問題もあります。
会場の問題だけでなく、10年続けたことで主催組織の主要な担い手も高齢化しており、人材の若返りも急務です。また、浜松中ロータリークラブの大口の寄付に頼ってきた財源を、今後どう確保していくのか、という問題もあります。

2005年の受診申込者の数は900名を超え、申し込みを締め切った後も連日問い合わせが来ており、現場のニーズは年々大きくなるばかりです。
ここまで10年間継続してきた無料検診会ですが、今後、「検診会」のみならず、「外国人労働者とその家族の健康」を、どのように地域で保障していくべきなのか、浜松外国人医療援助会だけでなく、企業、行政、市民(日本人も外国人も)、みんなで考えていきたいと思っています。

(2006年は社会保険浜松病院で開催することになりました)