特定非営利活動法人浜松NPOネットワークセンター

N-pocket活動検索

キーワード一覧


2012年度 事業報告

1.NPO支援事業(中間支援組織機能強化事業)

(1)共同事務所運営 

1)会議室貸し出し
2)事務機器貸出 コピー機、輪転機、プロジェクター、ビデオ、ノートパソコン ほか
3)事務局代行 4団体 参加者募集受付や電話問い合わせ窓口、郵便物等の収集・保管
(特)浜松城北体操クラブ、浜松環境ネットワーク、(特)浜松市障害者スポーツ協会(4-9月)、(特)フィリピノナガイサ(7月- )
4)交流コーナー 他団体のチラシ・ニュースレター等の展示、物品販売

(2)啓発

1)NPOプレゼント講座(5年目)【静岡県労働者福祉基金協会 委託 70万円】

テーマ:「社会に理解され、信頼されるNPOになるために」
2012年4月から改正NPO法が施行され、認定NPO法人のハードルも大きく下がった。しかし、認定NPO法人になっても、自動的に寄付が増えるわけではない。
寄付を増やすためには、NPOの活動が社会に認知され、信頼を得ることが必須である。そのために「情報公開=明朗会計」と「情報発信=広報」に力点を置いた講座を企画・開催した。
Step1: NPO法改正をチャンスに ~認定NPO法人にチャレンジ~
7/8(日)13:30~16:30
場所:静岡県西部地域交流プラザ・パレット
講師:関口 宏聡氏(NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会常務理事)
内容:改正NPO法と認定法人について、その背景やメリットを学び、申請のポイントを理解する。
参加者:22名(12団体18名、行政3名、個人1名)、主催・スタッフ5名
Step2: NPO法人会計基準 ~活動をわかりやすく見せよう~
9/23(日)13:30~16:30
場所:浜松市教育会館
講師:中尾 さゆり氏(NPO法人ボランタリーネイバーズ、NPO 法人会計基準協議会)
内容:NPOの活動内容を社会にアピールするための「NPO法人会計基準」の入門編
参加者:22名(19団体、行政1名)、主催・スタッフ4名
Step3: NPOの広報力 ~活動の魅力を広く伝えよう~
11/4(日)13:30~16:30
場所:浜松市鴨江別館
講師:戸倉 由紀枝氏(元国際NGO職員、元通信社職員)
内容:仲間を増やし、心をつかむ広報について、プレスリリースを中心にワークショップで学ぶ。
参加者: 8名(6団体、2個人)、主催・スタッフ4名
Step4: NPO会計の個別相談会 
日時:3/3(日)13:30~16:30
場所:静岡県西部地域交流プラザ・パレット
講師:小林 正樹氏(税理士、公認会計士、(株)ケイシーシー経営研究所)
    中尾 さゆり氏(NPO法人ボランタリーネイバーズ、NPO法人会計基準協議会)
内容:年度末の決算にあたり、個々の団体の事情に応じた会計について相談に対応
参加者:4団体4名、講師・スタッフ4名
<成果>
参加者が「認定NPO法人」は昨年度に比べて増加したが、「NPO法人会計基準」「個別相談会」は減少。地域性を踏まえて「会計基準」を北区で開催したが、手ごたえがなかった。
浜松市に提出された150法人の2011年度の決算書類を調査したところ、タイトルが「活動計算書」で内容が正しく表記されていたのは4団体、うち注記まであったのは2団体で、「会計の正確性=NPOの信頼性」ということがまだまだ普及していないことが伺えた。
今後は講座の内容、広報手段、開催地域や日時なども含めて検討が必要。他の中間支援団体がやっている講座や相談と重複しない、独自性を出すなどの工夫も必要である。

2)NPOスキルアップ講座  【浜松市市民協働・地域政策課 委託 70万円】

NPO法人、法人化を考える任意団体を対象に、講座を3回開催した。
第1回「目指せる!『認定NPO法人』のイロハ」
日時:1/27(日)13:00~16:30
場所:静岡県西部地域交流プラザ・パレット
講師:内閣府政策統括官付参事官付補佐(石井一正氏)、認定NPO法人じゃんけんぽん(理事長 井上謙一氏)、認定NPO法人WITH(代表理事 橋本佳幸氏)、仮認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター(事務局次長 住吉国男氏)
内容:第1部は認定制度の概要と認定事務の基礎知識を内閣府から、第2部は(仮)認定NPO法人3団体の活動、申請事例について紹介した。
参加者:22名(15団体、1個人)  講師・主催・スタッフ:11名
第2回「使いこなせる!『NPO法人会計基準』
日時:2/17(日)10:00~16:00
場所:浜松市科学館講座室
講師:中尾 さゆり氏(NPO法人ボランタリーネイバーズ、NPO 法人会計基準協議会)
内容:「NPO法人会計基準ハンドブック」をもとに、活動計算書の目的も含め、会計基準の効果的 な使い方、見せ方のコツを伝えた。後半は実際に計算書をつくるワークを実施した。
参加者:20名(16団体)  講師・主催・スタッフ:5名
第3回:「できるぞ!『資金調達』」
日時:2/24(日)10:00~16:00
場所:浜松市科学館講座室
講師:長浜洋二氏(NPOマーケティング研究所 代表)
内容:認定をとるために必須となる寄付金。寄付者の視点で「価値」、「コスト」、「コミュニケーション」、「利便性」の4つを理解することが大切。ワークショップを交え、4つのCを理解した。
参加者:18名(14団体)  講師・主催・スタッフ:5名
<成果…参加者アンケートより>
1)認定申請には、書類を作成する人材の確保や、100人以上の寄付者、わかりやすい経理事務などに不安を感じるが、申請予定2、検討したい9であった。一部ケーススタディ的な情報提供があってわかりやすかったが、他についてももっと詳しく聞きたかった、事例や質問により申請方法も具体的に理解できたという感想もあった。

2)NPO法人会計基準の導入について、導入済み1、今年度から4、次年度以降4、未定4だった。9団体が会計担当のスタッフがいるが、知識不足に悩んでおり、複式簿記の初歩講座の希望が4団体あった。
3)資料豊富な講座で、日頃NPOマネジメントで意識している事柄について整理することができた。参加者が役に立ったと述べたものは、支援者マーケティング8名、目標設定7名だった。

3)西部地域交流プラザパレット見直し問題(西部パレット利用者連絡会による)

7/24 意見交換会(施設利用体験)ほか
2009年度にスタートした「西部パレット利用者連絡会」および「利用者連絡会幹事会」に参加し、利用者や市民の意見集約と代替案の模索を図ったが、最終的に県総合庁舎への移転が決まった。
静岡県西部障害者マルチメディア情報センターは、利用者である障害のある人たちのアクセスの面から、ザザシティ5階から4階に移転するにとどまった。

(3)情報収集提供 

1)ニュースレターの発行(季刊)

年4回発行。会員、関係団体など毎回約200部を送付、「キカンシネット」にウェブアップ

2)ホームページやメールによる情報発信

・会員メーリングリストで助成金やイベント情報を提供。また会員相互の情報共有を図った。年間投稿数178通、登録者101名
・ブログ「ぽけっとのなかみ」に記事を73件アップ。1年間で約11,350件のアクセス。ニュース、イベント案内・報告、助成金情報、今日の事務局ほか。
・Twitter @N_Pocketで597ツイート

3)総会記念講演会「電気をカエル計画」総会記念講演会

日時:5/20(日)15:00~16:30
場所:浜松市男女共同参画推進センター
ゲスト:石井 伸弘氏(電気をカエル計画・代表)  参加者:26名
節電するのに、暗くて暑いことをがまんする必要はない。蛍光灯と空調を変えるだけで簡単にできる節電を紹介。各地での調査に基づいて、公共施設や産業施設の節電で浮いた電気代で、数年で更新の費用のモトが取れる、お得な節電を自治体・産業界に広めることを提言した。

4)N-Pocket新年サロン「浜松で考えたこと」トーク&ライブ&交流会

日時:2/3(日)13:30~16:00
場所:浜松市男女共同参画推進センター
ゲスト:下澤 嶽氏(静岡文化芸術大学、N-Pocket理事)  参加者33名
東京やバングラデシュで国際協力NGOに長年関わってきた経験を元に、「東京ではできたけれど、浜松では難しいと感じたこと」や、浜松での市民活動の可能性について講演したあと、バングラデシュの映像をバックに自作の歌とギターを披露。後半はコミュニティカフェ・チャンプルのケーキとお茶で歓談した。

5)取材・視察・相談

新聞社、市民団体、学校、行政等に有料(3000円/1h~)で対応。
視察対応:5件(多文化3、就労支援1、NPO 1)
電話相談:19件(ジョブコーチ、ICT、多文化関係の相談は除く)
メール相談:10件(団体探し、ボランティア希望、運営相談、協力依頼ほか)
来訪相談:多数。

6)講演・原稿依頼

講演依頼:10件(NPO、ジョブコーチ、ICT支援、多文化)
原稿依頼:1件(就労支援)

7)全国会議等への出席、連携、協力

・西部パレット利用者連絡会(浜松)
・静岡ワークライフ研究会(静岡)
・(財)静岡県労働者福祉基金協会「NPOパートナー委員会」(静岡)委員
・東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)連携会員
・NPO法人会計基準協議会 会員
・NPO法人会計基準普及調査(白書づくり)調査協力
・日本NPOセンター「民間NPO支援センター・将来を展望する会(CEO会議)」出席

(4)地域資源調査・開拓

1)浜松市市民フォーラム開催事業【浜松市市民協働推進課 委託 2000万円】

Webサイト「静岡県西部地域外国籍の子どもと親のための教育支援情報倉庫」更新

(5)提言

1)浜松市、静岡県、国に委嘱された委員(2012年4月~2013年3月)

井ノ上美津恵:浜松市みんなのはままつ創造プロジェクト審査委員
大野木里美:浜松市ユニバーサルデザイン審議会
小林芽里:静岡県事業仕分け専門委員、浜松市環境審議会
山野由香:浜松市中区障害者自立支援連絡会

2)具体的な意見書の提出など

・パブリックコメント
浜松市多文化共生都市ビジョン(案) 13件
社会的包摂、高校進学、外国をルーツにもつ子ども、ダブルリミテッド・母語教育、「やさしい日本語」の普及、県・国との連携、多様な機関による取組体制について等。
浜松市障害者計画(案) 7件
日常生活用具給付事業について、時代に合った合理的な内容になるよう見直し作業を進める必要性、障害のある人の雇用の促進をはかるために通勤手段問題を解決できるような施策、ほか。

2.多様な人々の社会参加支援

(1)障害のある人

1)ジョブコーチ派遣事業(12年目) 【静岡県経済産業部雇用推進課 委託2,654万円】

 <実施概要>
・ジョブコーチ派遣業務対象者:244名、支援回数:2,883回
・スキルアップ研修(12年目)
発達障害のある人の特性と就労支援、企業における障害者雇用の取り組み、ビジネスマナー、急性期治療を終えた患者さんの入院から退院までの流れと復職支援の実際・課題)など多方面からジョブコーチの資質の向上を図る講座を三島、富士、静岡、掛川、浜松の県内5箇所で計10回開催した。
<支援結果>
・ジョブコーチ派遣業務では、障害者の就労に関わる労働行政、福祉行政、学校、施設、事業所、家族などと連携をとりながら支援を行ない、障害のある人の雇用の促進、定着につなげることができた。
今年度の特徴として、事業所からの依頼で採用時の面接に立ち会ったり、過去に集中支援した対象者のフォローアップ支援を行ったりして、支援回数が少ないものと、困難ケースで支援回数が大幅に多いものの二極化する傾向がみられた。
各ジョブコーチ、拠点を統括する代表には、より高度な支援技能と経験、調整力が必要となってきている。
拠点での解決が困難な場面には、スーパーバイザーが加わり、問題解決に当たっている。
・スキルアップ講座では、支援の基本であるビジネスマナーや、より専門的な支援技術を学び、ジョブコーチ各個人の資質の維持、向上ができた。更に、今年度最終スキルアップにおいては、ジョブコーチインターンの発表会を聴講する機会を設け、各ジョブコーチのモチベーション向上につなげることができた。
・県内において、静岡県のジョブコーチ制度・障害者の就労について講演を行い、知識、経験を伝えることができた。
3月末登録のメンバーは県内8拠点で62名(3月にジョブコーチ養成事業インターンを修了した
10名を含む)、実際に活動をしたジョブコーチは49名、平均支援回数は59回であった。

伊豆……3名、支援対象者9名、支援回数39回
三島……3名、支援対象者16名、支援回数185回
富士……15名、支援対象者35名、支援回数519回
静岡……6名、支援対象者47名、支援回数478回
藤枝……3名、支援対象者42名、支援回数502回
中遠……6名、支援対象者47名、支援回数649回
浜松……15名、支援対象者36名、支援回数375回
湖西……2名、支援対象者12名、支援回数136回
ジョブコーチ登録人員も支援件数も年々伸びてきているが、支援内容の複雑化とジョブコーチへの期待の増大に、ジョブコーチの質をどう確保するかが課題である。またほとんどの拠点代表は立ち上げ当初からのメンバーで、若手の育成、世代交代も今後の課題となる。

2)障害者職業センタージョブコーチ事業(第1号障害者職場適応援助者助成金事業)(10年目)【独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 13.5万円】

職業センターとの連携の下に実施するジョブコーチ支援事業(ジョブコーチ1名)
フォローアップ支援先1箇所(1名)

3)緊急雇用 静岡県地域人材育成事業「ジョブコーチ養成事業」(3年目)【静岡県経済産業部雇用推進課 委託3,129万円】

県内外の障害者就労に関わる様々な研修を受講し、施設実習、ジョブコーチ現場実習を行った。研修を修了した9名を、年度末に静岡県ジョブコーチとして登録した。
※2013年度に活動を開始した者は2名。さらに、2名を2013年度の「ジョブコーチ養成事業」メンター、1名を「ICTバリアフリーオアシス」スタッフとして継続雇用している。

4)「障害者雇用アドバイザー事業」 (新規事業)【静岡県経済産業部雇用推進課 委託667万円】

2011年秋に県内の障害者雇用を進めていくためには、事業所に対し寄り添い型の支援が必要と事業提案を行った結果、当年度に事業化された。
県内を東・中・西部3カ所に分けた東部と西部を当法人が事業受託した。雇用アドバイザーを東部4名・西部2名配置し、東部は100事業所を支援、内22事業所で22名、西部102事業所を支援、内18事業所21名が雇用された。

5)「静岡県ジョブコーチ養成セミナー2012」開催 (6年連続)  【自主事業 56.4万円】

緊急雇用事業「ジョブコーチ養成事業」にからみ、今年度も自主事業による養成セミナーを開催した。公開講座を含め延べ84名が受講し、ジョブコーチとなるべく実習を開始したものが養成事業のインターン8名を含め23名、そのうち年度末までにジョブコーチとして活動を開始したものは9名であった。引き続き東部地区のジョブコーチの人材確保が課題である。

6)他団体とのネットワーク

<参加会議等>
浜松市就労支援チーム会議・西遠地区就業促進協議会・中東遠地区就業促進協議会・障害者雇用連絡会議・ジョブコーチ事業推進協議会・卒業予定者移行支援会議・障害者雇用拡大交流会・障害者就職面接会(磐田・掛川/浜松)・障害者就労事業所見学説明会・浜松市中区障害者自立支援連絡会等

(2)多文化共生(在住外国人との共生)

1)外国ルーツの子どもと親のための高校進学ガイダンス(8年目)【HICE補助金 17万円】

日時:12/1(日)14:00~17:00 会場:浜松市多文化共生センター
参加者:計74名(保護者23、子ども14(ブラジル4、ペルー4、フィリピン2、中国2、日本1、日本・フィリピン2)、教員2、見学者15、通訳8、ボランティア8、スタッフ4)
成果:参加者の半数は浜松市外からで、周辺自治体では日本の教育や進学についての情報が外国人には浸透していないようだ。滞在年数は日本生まれと来日1年以内と二極化が見られ、多様なニーズに応じた広域対象の相談体制が必要と感じた。

2)「高校進学ガイドブック 静岡県版 2013」の作成(8年目)【三井物産寄付 20万円】

静岡県教委の協力を得て、2013年度版を作成。特別支援学校のリスト、教育相談窓口を加筆。
全20~21ページ、白黒。日本語(ルビつき)、ポルトガル語、スペイン語、英語、タガログ語、中国語に翻訳し、10月末にWeb公開。静岡県教委の進学資料にもWebアドレスが紹介された。
県市町の教育委員会、外国人が集住する7市の全中学校、県西部の高校、学習支援団体、日本語団体、国際交流協会、県市の関係課ほか、日本語版を見本として200部送付。

3)外国人学校児童生徒 進路相談事業 <単年度事業>  【静岡県多文化共生課委託 750万】

・県内12校の南米系外国人学校を訪問・インタビューを行い、学校の現状やニーズを調査。
・外国人学校、学習支援団体、外部有識者からなる事業検討委員会を2回開催。
・静岡県における進学・就職に関する情報、ロールモデルの成功事例16件を収集。
・進路情報パンフレット(日本語・ポルトガル語、カラー、8ページ)を作成。
・ブラジル学校3校で「進路ガイダンス」を開催。
成果:ブラジル学校の卒業生は、大半が帰国・進学、一部が留学を選択しており、日本での進学事例は極めて少ない。日本での進路情報についてはニーズが低く、経済的な支援や教師の派遣、法人化へのサポートなど、直接的な支援を求める声が多かった。ポルトガル語が全くできない子どもの転入や、障害のある子の問題も複数聞かれた。
静岡県では外国人学校卒業生の高校受験資格がないという制度の壁があり、大学進学費用の経済的な壁も大きい。今回まとめた情報・資料について冊子化。

4)情報収集発信

5/17 浜松市教育委員会 外国人児童生徒サポーター研修講師(浜松)講師
9/15 浜松市立南の星小学校 進路ガイダンス(浜松) N-Pocketの多言語サイトを紹介
11/12 外国人集住都市会議(東京)
12/28-29 被災外国籍等住民支援のための福島円卓会議(福島)
1/19 進学ガイダンス主催者交流会(神奈川) 浜松の状況を報告  ほか
静岡文化芸術大学「多文化子ども教育フォーラム」に準備委員で協力、フォーラム4回開催
相談件数:40件 進学進路相談、講師紹介、団体紹介、視察ほか。県外からも数件。
Webサイト「静岡県西部地域外国籍の子どもと親のための教育支援情報倉庫」更新(再掲)。

(4)ITによる社会参加

1)静岡県西部障害者マルチメディア情報センター(MMC)の管理・運営(12年目)【静岡県健康福祉部 委託 400万】

・来場者数 2,754名
・西部MMCの管理・運営 ザザシティ中央館5F、火(第2,4)~日曜 9:00~19:00
・西部MMCのホームページ作成・管理
・中学校の総合的学習、大学・専門学校学生の体験受け入れ
・自主企画
-ミニ講座:視覚、知的、四肢ほか、様々な障害の方が利用。
(各人の希望に合わせてスタッフが指導)
-じっくり講座:ボランティアによる初級視覚障害者個別講座
(パソコンボランティア研修終了生によるボランティア)
-ボランティアネットMLの運営管理(MMC事業に参加した人々と情報共有)89名
・ボランティア他団体との連携
-しずおかパソコンボランティアねっと西部とiPad読み上げ機能(VoiceOver)を使って
視覚障害者支援のための講座開催
<成果>
事業費削減に伴い開所日数・時間が減少し、合計来場者数は減少しているが、1日当たりの平均来場者数は10名を維持している。ボランティアによる講座が定期的に開催され、また5名のスタッフがワークシェアリングしながら活動することによって、それぞれの専門性をセンター運営に生かすことが可能となっている。

2)西部MMC委員会

3回開催。それぞれの分野からの情報提供、センター運営に関してのアドバイス。
構成委員(ボランティアとして協力):浜松市視覚障害者福祉協会、しずおかパソコンボランティアねっと西部、静岡文化芸術大学、浜松医科大学・子どものこころの発達研究センター、静岡県立浜松特別支援学校、静岡県立視覚特別支援学校、バーチャル工房事業コーディネーター、N-Pocket代表理事、MMC事業コーディネーター、(静岡県健康福祉部事業担当者)

3)MMCボランティアスタッフ会議

毎月開催 スタッフ5名+事務局スタッフ
互いのスキルアップをさらに高めるための学習会を実施しながらセンター運営に関わる情報交換会を行っている。メーカーの方から新しい機器やソフトについて学ぶ。

4)西部地域障害者在宅パソコン講習(10年目)【静岡県健康福祉部 委託 59.7万】

254時間、受講申込み39件(視覚20、視覚四肢重複1、四肢言語重複1、視覚内部重複2、四肢12、聴覚2、内部1)、講師実働10名
インターネット電話、点字図書館からの点訳・音訳図書ダウンロード操作、iPadやiPhoneなどを利用したコミュニケーション講座、重度障害者が資格試験をめざし勉強中。

5)障害者福祉施設内でのパソコン講座【浜松市福祉事業団 28万】

地域活動支援センター「オルゴール」で4月~3月に20回開催。
延べ受講者数 194人、ボランティアのべ46名
人気のある講座で受講者が多い。障害のある人が発信する力をつけたいとの施設からの要望により、各自のブログを開設し投稿している。重度の身体障害者もいるため、アシスタントが一人ずつ付かなければならない人もいる。

6)障害者のパソコン操作をサポートする人のためのサポーターサロン

月1回、パソコンボランティア特別研修修了生、しずおかパソコンボランティアねっとメンバーと在宅パソコン講座講師、ボランティアが集まり、スキルアップのため情報を共有し勉強会を開いている。

7)浜松市ユニバーサルデザイン協働委託事業(高齢者・障がい者のためのツイッター・フェイスブック講座 【浜松市 委託 30万+事業収益 10万】

タブレット端末(iPad等)、SNSを利用して高齢者・障害者に情報のUDを広めることを目的に、高齢者・障がい者の2コースに分かれて各6回ずつ開催。(H24.11月~H25.1月)
・参加者:高齢者コース10名、障がい者コース12名
災害対策として携帯やタブレットのアプリが活用できることを実践しながら確認することが出来た。ボランティアと一つのグループになって、講座後も情報や自分の思いを多くの人と共有出来ている。

8)MMCの移転(5階から4階へ)

・MMCは西部地域交流プラザパレット内にあったが、パレットが県総合庁舎に3月に移転。MMCは利用者である障害のある人たちのアクセスの面から、同じ建物の5階から4階に移動した。
・元のオープンな環境を確保するために、クラウドファンディングによる寄付を使い、施設の仕切りを透明のパネルに変更することができた。
・愛称を「ICTバリアフリーオアシス」として、2013年4月にリニューアルオープン。

9)ぽけっと工房(7年目)【事業収益 177万円】

10)バーチャル工房支援事業(7年目)【静岡県健康福祉部 委託 194万】

・登録就業者数20名(四肢10名、視覚3名、知的1名、内部2名、精神4名)
・受注実績45件(Webページ作成、データ入力、テープ起こし、イラスト作成等)
   発注先は、浜松市、NPO、大学、民間企業、任意団体など。
・登録者の交流会「ぽけみん」を7月27日開催。13名参加。
<成果>
簡単なデータ入力からWebページ作成まで幅広い業務をこなし、初級者から新規分野の技術に挑戦する中級技術者にも就労の機会が得られた。特にWebページ作成業務では、大きなサイトを7名の分業で7カ月をかけて完成させたことは、担当者に技術の取得ばかりでなく達成感や自信も得ることとなった。
交流会「ぽけみん」では、初対面の人も多く、障害の種類もPC技術や経験も異なるメンバーが互いに知り合う機会となった。後半は簡単なiPad講座を行った。新しい機器を体験しこれまでと違う支援ツールの紹介は、ITを使った就労者にとってよい刺激になった。メンバー間の交流の必要性を実感した。
しかしながら、相変わらず、受注先や業務の新規開拓、品質管理など営業や技術サポートの人材が不足している。仕事を通して社会参加したい、自立したいなど、メンバーの目的は様々だが、共通の「もっと働きたい」という就業者の希望に全面的に応えられない現状がある。サポート業務の効率化やサポーターが参加しやすい環境作りなどの工夫が求められている。

(4)環境・地域の自立

1)安間川水辺再生まちづくり(12年目)【事業収益 5万円】

水仙10年プロジェクト
安間川 水仙10年プロジェクト実行委員会(河川里親グループ6団体、与進小学校、与進中学校、流域7自治会)の共催、静岡県浜松土木事務所、長上連合自治会の協賛により実施。
・第6回球根収集(6/23~26)流域8公会堂、与進小学校 総数1万球
・コセンダングサ引抜き作戦(10/20、28 計4回)参加者のべ23名
・第6回球根植え(11/24、11/25、12/1、12/5)参加者のべ80名
ためタル君プロジェクト
リサイクルウィスキー樽(180L)を活用した手づくり雨水貯留マス「ためタル君」を流域に9個設置。
・説明&交流会 11/17
・設置 12~3月 公共施設3、個人宅6(102~111号)協力者のべ36名

2)SAVE JAPANプロジェクト(1年目) 【日本NPOセンター委託事業 130万円】

希少生物・生物多様性保全の普及啓発プログラム
椎ノ木谷保全の会、日本NPOセンター、損保ジャパンとの4者の協働事業
浜松市中区の椎ノ木谷で自然講座を6回開催 のべ108名+スタッフ30名が参加
6/9「ホタルの光とカエルの合唱鑑賞会」35名、②7/21「光に集まる夜の虫たち」24名
8/11「新川の生き物たち」13名、④9/29「秋の草花と外来種」6名
3/2「湿地をつくろう!田んぼの天地返し」15名、⑥3/31「食べられる春の植物」15名

3)静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練(1年目)

静岡県ボランティア協会が実施した「図上訓練」に企画段階から協力。
ワーキングループ3回(12月~2月)、浜松市の準備会1回(2月)、訓練当日に参加。
3/2-3 図上訓練では、県内281名、県外143名、計424名が参加。県外の災害支援団体と県内市町のマッチングを行い、一緒に災害想定とその対策についてのワークショップを行った。
成果:災害については全く初の取り組みであったが、中間支援NPOとして何ができるか、何をすべきかをN-Pocket内でも検討し、地域内で平常時からゆるやかな連携ネットワークをつくっていくことが今後の課題として上がった。

3.組織の管理運営

1)事務局会議

2012年度は、事務局に勤務する全スタッフによる事務局会議を毎週水曜10:30~12:00で、47回行った。内容は各事業担当者から1週間の活動状況報告、事務局よりの事務連絡、活動運営のための相談・協議を行っており、実際に物事を進める場合の決定の場となっている。
2012年4月2日に開かれた会議は、設立後に開催した事務局会議として通算590回目であった。

2)理事会

2012年度は6回の理事会を開催し、事業運営に関わる相談等のご協力をいただいた。
2012/4/5(木)18:40~22:40  理事7名+委任状提出2名、その他3名
20125/11(金)19:00~21:30  理事7名、その他3名
2012/5/30(水)10:00~10:30  理事3名+委任状提出2名、その他1名
2012/10/17(金)19:00~21:00  理事6名、その他3名
2013/2/13(水)18:20~21:00  理事7名、その他4名
2013/3/28(金)18:30~21:00  理事6名、その他1名

3)総会

5/20(日)浜松市福祉交流センター
参加者:正会員26名+委任状提出者40名(正会員総数94)、賛助会員2名
記念講演会「電気をカエル計画」を開催(再掲)。